2006/11/21(火)S@M1, {M,N}@B4

自分が高望みなのか分からないが,だんだんと研究という内容では無くなってきている気がする.M1は特に今年は論文を書く必要は無いので構わないが,M2とB4はそれぞれ修士論文,学士論文が必要なはず.うちの教授の方針として,質よりも量という面があるので,論文さえ書き上がれば構わない気もするが,単に大学の数年を無為に過ごして学位を取るのではなく,各自が"研究をした!"と実感を持てる程度までは"研究"をして欲しい.

クエリの分割について S@M1

後日

クリックストリームログの収集に関する研究? M@B4

クライアント側で収集したクリックストリームデータをサーバへと転送するための研究.ログの収集ではなく,ログの分析を主題にしないと研究ではなくなってしまう.現状では,ログを収集するプログラムを書いて卒研とするように見受けられる.
どうしても,ログの収集を研究の主題とするなら,複数のログ収集ソフトと比較し,本開発ソフトが優れている点を上げる必要がある.もしくは,ログの分析を見越しての収集の話へ拡張して欲しい.

作成するソフト

ターゲットがIEから,FireFoxに移った.そのため,開発言語もCではなくJavaScriptへ移行.仕様に関しては,未だ決めかねている模様.年内にプログラムを作成する予定はなさそう.せめて仕様くらいは年内に決めて貰いたいところだが...

コメント?

プログラム開発の進捗状況が分からないので下手なコメントは避けたいが,気になる点をいくつか.すでに仕様をある程度固めているのなら,このコメントに左右されず,自分の方針を貫いて欲しい.

  • クリックストリーム?\せっかく収集したストリームデータをミックスして保存しようとしている?送られてきたストリームデータをストリームのまま保存しておけば,クリックストリームに戻すためのプログラムなんて必要無いはず.それとも,混ぜることに価値があるのだろうか.
  • データ転送のフォーマットを決めることが先決.\送り出すデータの内容なんてあとからいくらでも変更できる.というより,JavaScriptで通信するならXML以外にあるのか?最近Ajaxがブームなので,素直にそのあたりに乗っていた方がB4の研究としては無難だと思う.

RDFを用いたウェブ検索 N@B4

SparQLによるRDFクエリを利用したセマンティックウェブにおける検索についての研究.なのだが,"研究として"やりたい内容が不明.結局SPARQLerを使ってRDF検索を行うらしいが.前回のコメントを分かってもらえなかったのが残念だ.

オントロジーの利用

オントロジーを使うことにより,RDFのグラフを拡張することができる.拡張前は一致しなかったキーを見つけられるようになる.

SparQL

SQLライクなRDF上での検索を行うクエリ言語.今後のセマンティックウェブ上におけるキーワード検索に代わるものとして期待されている.
Web上でデモプログラムを走らせることができるが,言語が草案である現状では,まともに使える実装にはなっていない.

やりたいこと

SparQLはSQLがベースとなっているだけあって,複雑な言語である.そのため,一般ユーザが使おうとしても簡単に使えるものでは無い.そのため,ユーザが簡単に使えるようにするための変換プログラムを作る.
要は,ユーザインターフェースを作りたい,ということだと思われる.

コメント

SparQLの言語仕様を調べるのが精一杯で,中途半端な内容になってしまったと言うことだが...このまま最後まで読み続けるつもりだろうか?確かに英文マニュアルで量は多いのだが,大半は例文.この言語仕様に則ったプログラムを作成するわけではないのだから完訳する必要は無い.知りたいところだけを読めば十分.

SparQLの実装は,SPARQLer以外にもあるのだから,他のシステムも比較して欲しい.Dave氏の作ったdemoなら,自分で作成したRDF contentを読み込ませることができるのだから,そちらを使ったほうがもう少し理解は進んだと思う.

結局前回から話が進んでいないので,内容に関してはコメントできないが,少なくとも次のこと位は言える.

今の内容は,研究ではなく単なる補助プログラムの作成.しかも,フォームデータを受け取って,定型文のキーワードを置き換えるだけでできてしまう程度のもの.オントロジーを使った対象世界の拡張も"セマンティックウェブ"の世界では常識の範囲内(というよりも,オントロジーを使った意味解釈があるからこそ,セマンティックウェブの世界).
どこの大学院に進むのかは知らないが,この内容を持って入ることのできる大学院,受け入れてくれる教授はいないのでは?